(続)パロマは適切な対応をしなさい

 パロマ工業名古屋市)製の湯沸かし器で、1995年1月に北海道恵庭市の女性が一酸化炭素中毒で重症になった事故の損害賠償請求訴訟で、パロマ(同市)から製品の修理などを請け負っていた元業者が、被告側弁護士に対し、「パロマの講習会で(不正改造を)教えられた記憶がある」と証言していたことが 20日、分かった。一方、パロマ側は「改造は絶対に行ってはならないと指導していた」と証言していた。
 証言した元業者は75~87年、苫小牧市で、パロマ製品の点検や修理をする「パロマサービスショップ」を経営していた。
 元業者は98年2月、被告の製品取り付け業者の弁護士に対し、「メーカーの指導なしに、サービスショップレベルの知識では改造はできない」とした上で、「パロマ札幌営業所では年に2、3回、道内のサービスショップを集めて講習会を開いていた。そこで応急措置として(安全装置を作動させなくする不正改造の)バイパスを教えられた記憶がある」と証言し、証拠提出された。 
時事通信





やっと被害者への謝罪をし、既存機器の最新機器への交換に応じる姿勢を見せ始めた
パロマだが、不正改造の指示だけは認めようとしない。

私見で言わせ貰うとが、下請け業者である「パロマサービス」が独断でリスクの有る改造を
行うはずが無い。「パロマサービス」はパロマから依頼を請けて修理点検を行うのであり
修理内容も、パロマからの指示で行っているのであり、仮に指示以外の工事を行っても
まったく利益には成らないので、自らリスクの有る事をするとは思えない。

やはりパロマ側から配線の直結改造をするようにと、指示が有ったと考えるのが自然であろう。

パロマも此処まで来てしまったのだから、何時までも事実の隠蔽をせずにすべてを認めるべきであろう。もう、ガス機器会社としては終わりなのだから・・・




現在、東京ガスのブランドで扱っている給湯器では、小型湯湯沸器を除けば
ノーリツガスター、パーパスの下である。

ここ数年、パロマは過去のメーカーに成った印象があった。
今回発覚した事故の対応を見ると、成る程なと思うな。