第一次産業の悲鳴

原油高による燃料価格の高騰を受け、国内漁船20万隻が一斉休漁しましたね。
この5年間で燃料費は約3倍に値上がりし、「出漁すれば赤字」の状態に
なってしまっているようです。



これは、我々建築に係わる者達にとっても、同様な状況になってきています。
ここ数年のゼネコンやメーカーのコスト削減の煽りを受けて、
現場で働く職人は、大幅な支払い単価の引き下げに苦しんでいました。
その中での、原油高による経費の急上昇は、もう吸収しきれない状態になっていて
既に死活問題になっています。

自分自身の仕事を顧みても、継続的な仕事量の確保のために、
採算が取れなくても請けざる負えない現場も、かなりあります。
そう、漁師さんと同じく、「現場に出れば赤字」の状況になりそうです。



デフレ時に起きた構造的な問題・・・・・
コストの削減を、自らの構造改革をせずに下の者(下請け)に強要する事の繰り返し・・・
行きつく所は、基本である第一次産業への負担の増大。
そして、この原油高により、大手と違い価格転嫁の出来ない第一次産業の従事者は
更なる負担増で、進む事も退く事も出来ない状態になっている。
このままでは、全く生産力のない国になってしまうでしょう。


しかし、この国の政治家は、いかに国民を騙して増税しようかとしか考えていないようだ。
この状況で大幅な増税をしたら、逆に税収が減るのを分かっていないのだろうか?
今やるべきなのは、国会議員や官僚の50%の削減と、原油に掛かる暫定税率の撤廃である。
地方の知事達も、地方分権と偉そうに言うのなら、暫定税率がなくなっら困る等と、
ガタガタ言わずに、国に頼らない独自の財政再建案を提示してみればいいだろう!
いざとなったら、国に泣きつくなよ! ( あ~段々、腹が立って来た・・・ )






今日、生活に困窮している漁師達の悲鳴のようなデモがあったと言うのに、
この国の総理は、明日から夏休みをとるのだそうだ。
ま~休みは、権利だからしょうがないのかもしれないが・・・・・・・
国民にとって、何の成果も無かったサミットの反省も全くしないで、
のどかなものです。







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