ベテランこそ

昨晩、工事内容もきちんと説明されずにとりあえず撤去だけと、突然頼まれた仕事。

こちらも予定が詰まっているし、担当の営業が支払などにルーズな者なので

断りを入れて置いた。

今日になり再度頼まれたので詳細を聞くと、集合住宅の改修工事で撤去だけで３～４０ｍありそうで

しかも、その後の配管工事には数日はまとめて取られてしまうかなりボリュームのある工事。

そんな工事を突然頼まれても、この月末で予定が既に埋まっている状態で受けられるはずもない。

なぜ、もっと前から相談してこないのか・・・余りのも行動が遅すぎる。

当然、他の監督や職人からも断られてしまっている様子。

ま～、彼の普段の仕事ぶりからしても、積極的に請ける人も少ないだろう・・・・・

ただただ、組織の中の流れに乗ってき来ただけのベテラン社員。

何も考えず、逆らわず、ただぬるま湯に浸かって過ごしていた。

しかし、会社は合併、そして再編。

いつしか、ドライな実力主義的な体質に変わってしまった。

自ら動き打ち合わせをし指示を出せる営業マンは年齢に関係なく、自然と職人が集まり順調に仕事をこなして行ける。

しかし、仕事を取ってきたら後は人任せだった営業マンは、次第に誰からも相手にされず孤立してしまった。

可哀想だが、時代を読めずに日々の努力を怠った結果である。

終身雇用も、年功序列も崩れた今の時代。

厳しいが、求められるのは結果だけ。

その為のプロセスをおろそかにした者は、残って行けない。

逆に考えれば、ようやく努力をした者が評価される時代が来ているとも言える。

ベテランこそ、過去に縛られず、新しいことに取り組むべきである。

・・・・・・でも結局、明日その現場の撤去には、行ってあげることになったんだよね～

　　　　　　ドライになりきれない自分がいます(~_~;)