壁裏センサー

我々、設備関係の工事業者は壁などの穴あけ工事が多いので、
持っていると便利な道具が、壁裏センサー
です。

壁裏センサーとは、見えない壁の中の柱や鉄骨などを穴を空けることなく探知する工具です。


自分は今まで、ナショナルのEZ3802を使用していました。

壁センサー2.jpg 実売5000円位

金属・木材・電線を探知する事が出来る、小型で薄く使い易いセンサーです。
しかし、探知能力は余り高いとは言えず、誤作動も多いです。
ま~、値段を考えれば妥当な性能かなと思いますし、使用している内にセンサーの癖も
何となく分かって来たので意外と重宝していました。




でも、もう少し性能の良いセンサーが欲しく、先日頼んでいた物が今日届きました。

ボッシュのデジタル探知機DMF 10 Zoomです。

壁センサー3.jpg  実売10000円位

EZ3802に比べると一回り大きいのですが、この機種の特徴は、壁中の障害物だけではなく、
基礎などのコンクリート内の鉄筋も探知することが出来ます。


試しに、ウチのアパートの基礎を探知して見ました。
探知をするとブザーが鳴り、BOSCHマークの下のリングの色が変わります。

壁センサー5.jpg 鉄筋の無い場所では緑が点灯
壁センサー6.jpg 鉄筋の有る場所では赤が点灯


試した感じでは、探知能力はかなり高いです。基礎の鉄筋の位置をかなり正確に確認出来ました。
これで、基礎の穴あけ作業で鉄筋に当たる確立がかなり減るでしょう。


壁中の探知は、能力が高いためやや敏感に反応する感じがします。
しかし、電線などは直ぐに探し出すことが出来ました。
自分は、EZ3802と併用する事で正確な探知が出来るのではないかと思っています。







 ボッシュ デジタル探知機DMF10 ZOOM型