文句ばかり・・・

朝6時45分、親会社の倉庫には職人達が集まり仕事の準備をしている。

職人が集まり話す事は・・・


「単価が安い」・・・「分担が悪い」・・・「監督が悪い」・・・

「仕事が多くこんなに出来るか」・・・「仕事が少ない」・・・


など、自分勝手な文句ばかり。

自分も、以前は彼等と一緒になって話していた。
しかし、ここ2~3年程前から何か違うような気がしている。
盲目的な不満に嫌悪を感じ、話が始まると少し距離を置くようになって来た。
意見がある時は、自らが手順を踏んでから会社に直接言うようにしている。





良くも悪くも時代は流れ、建築業界のシステムも変化している。
職人だけが、一昔前の良き時代を懐かしみ今を嘆いていて良いのか・・・

生き残っていく為には、職人も変化を求められている。

何を変えるのか・・・自分自身まだ良く分からない。
ただ、他の職人と馴れ合うのではなく、他とは違う独自性を持ちたい。
それは、技術の向上なのか営業力の向上なのか・・・どちらも必要なのだろう。




嘆き不満を言うのは容易い事。
しかし、それは現状に立ち止まっているだけ。
職人も前を向き、一歩踏み出す事が必要ではないのか。