ドライバービット比較方法(2009年1月7日一部変更)
ドライバービット比較方法の第一案を掲載します。
(注)比較は私自身の感覚になりますので、正確な数値的な比較ではありません。
(1)磁力の比較
重さの異なるボルトをビットの先に付けて、軽く振って落ちない重さを比べます。
また、新品時と1~2週間使用後の磁力の落ちの比較もしてみます。
左から、3g・5g・7g・9g・11g、それ以上の場合は下のナット1gを付けます。
殆どは、5~7gで落ちます。
(2)9~12mmコースレッドのネジ締めにより、全体のバランス及びトーションの効果の比較。
長めのコースレッドを30回程連続でネジ締めをして、ビットの芯振れなどのバランスや、
インパクト打撃時のトーション効果の比較をします。
(3)ステンレスタッピングビスのネジ締めをして、ビットのカムアウト(ビットの浮き)を
ネジ頭の損傷具合により比較。
ネジ頭の柔らかいステンレスビスを、1本で20回程連続ネジ締めをして比較。
また、このテストでは左手でドリルを上から押さえてネジ締めすると差が出辛いため、
片手でネジ締めをして比較テストをします。
DIY用で安売りされていた、ノーブランドのビットで、ラフにネジ締めをした為に
山が滑ってしまったステンレスビス。
上記ビットを、しっかり押さえて20回連続ネジ締めしたステンレスビス。
ビット頭の精度が悪い為、かなり損傷しています。
(4)鉄アングルにドリルネジを打ち込んで、トーション効果などの比較。
ネジの着地時の抵抗を大きくする為、座付きのドリルビスを使用。
実は、アングルへのネジ締めは着地抵抗が大きいかと思い、トーション効果の比較が
出来るかと考えたのですが、テストをしてみると、着地後空周りしてしまう場合が多く、
余り、ビットの差が出ません・・・
とりあえず、数をこなしていくと違いが分かるかも知れないので、鉄鋼へのネジ締めの
感じとして、比較テストに入れておきます。
※( 2009年1月7日 テスト内容変更 )
今まで、鉄アングルにドリルビスを締め込んでいただけで、
あまりビットによる差が出にくいテストでしたが、
次回から、4mm厚のL字アングルを重ねて締め付ける事にしました。
これにより、ビスの着地時の衝撃が増え、ビットへの負荷が大きくなります。
また、1本のビスを何度か締め直してリセス穴の損傷を見ていましたが、
これからは10本を目安に締め込んで、ビット刃先の損傷(耐久性)及び、
トーション効果を調べるテストとします。
試しに何本かのビットでテストしましたが、かなりテスト結果に差が出るようになりました。
詳しくは ドライバービット比較方法 一部変更へ!
(5)コンクリートへのノープラグビスの締め込みにより、トーション効果及び
ビット刃先の強度の比較。 ( 9月18日追記 )
3.4mmの穴を開けたコンクリート平板に、ノープラグビスの締め込みをして、
硬い素材でのトーション効果の効きと、刃先の損傷具合を確認します。
このテストでは、1本のビスを連続で締め込むのではなく1回毎にビスを替えてテストします。
(ビスへの負担も大きい為。)
なお、市販のコンクリート平板を使用しているため、コンクリート内に混在している石が多く
かなり締め込み時にトルクが掛かってしまい、ビット刃先への負担が大きいテストに
なってしまっています。その為、普通の作業を行う場合よりも刃先の損傷が
酷く感じられる場合があります。
※( 2009年1月7日 テスト内容変更 )
市販のコンクリート平板へ締め込みテストでは、
平板内への石の混入がどうしても多いため、ビスがスムーズに
ねじ切って入っていけない事が多発してしまいました。
これでは、実際の現場でのコンクリートへの締め付け作業とテストでは
印象がかなり変わってしまいます。
そこで、次回からはこの平板の使用を止めて、自分が実際に現場で
ノープラグビスを締め込んで感じた印象を、記述する事に変更します。
また、テストの内容としては、リセス穴の浅いビスへのビットの適応が
( 4mmノープラグビスは浅めです。)主体となります。
( なお、上記5種のテストでの使用工具は、マキタTD131Dを使用します。)
(6)新品ビットと、テスト後のビットの磨耗度の比較。
刃先の強度の確認をします。
※( 2009年1月7日 テスト内容変更 )
テスト(4)で高負荷での刃先の試験をする事になったので、
この項目では、実際の現場作業で2~3週間使用した刃先の磨耗度を見る事とします。
(7)2~3週間、実際に現場で使用した感想。
これが、メインのレビューなるかもしれませんが、打ち込み素材や使用工具などでの
違いなど、総合的な感想を書いて行きます。
とりあえず、これで今週からビット比較を始めてみます。
ただ何種類か試した所、正直明確な違いを表すのが意外と難しいです
硬め・しなる・粘りのある・・・・・などの抽象的な表現になってしまうかも知れませんが
何となくでも、ビットの特徴が伝えれれたら良いなと思っています。
また、違う比較方法などがありましたら、お気軽に書き込みして下さい