倒産

この大不況の中、資金繰りが悪化し年を越せずに倒れて行く企業のニュースを
連日目にします。特に不動産・建築業は倒産件数が多いです。


そして、その余波が我々の周辺にも及んできました・・・・・





今朝、仲間の職人から聞いたのですが、先週の土曜日にその職人が長期間入っていた
年内完了予定の大型マンションの現場が、突然バリケードで封鎖されて立ち入り禁止に
なってしまったのです。
どうやら、このマンションのオーナーの会社が急に倒産したらしく、
当該物件も、抵当に入っていたのか差し押さえの対象となったようです。

まだ建設中のこの現場の中には、仲間の職人の工具(ネジ切り機から配管工具一式)
が置いてあるですが、今現在はそれを取りに建物内に入る事も許可されず、
また、工事費の支払いもどうなるか今は分からないと( のべ2ヶ月近く入っている。 )
かなり困惑していました。

そして、この現場を直接請け負った親会社は、ガス工事以外にも
TES工事・水道設備工事一式を請けていたので、支払いが滞った場合、
かなりの損害が出てしまいます。




しかし、自分の道具も取りに入れないとは狼
いくら債権者とはいえ、債務者以外の人の所有物も取らせない権利はあるのかな?
この辺りの詳しい事は、いまいちよく分からないですが、職人としては
工具が戻ってこないのは、死活問題になってしまいます。( 当然支払いも・・・)








一つの企業が倒れると、我々のような下っ端の下請け・孫請けにまで被害が及びます。

これから年末に向けて、まだまだ倒産件数は増えそうな勢いです。
建築業界は、今まで経験した事のない厳しい年末を向かえそうです。





そう言えば、景気対策はいったいどうなったの?
1次補正で年内は十分と、お坊ちゃま総理は言っておられましたが、
年末を向かえ、現場では全く効果の実感がないですよ。

与党も野党も選挙の駆け引きばかり・・・この国の政治家には呆れますܤäƤ







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