ガス管の取り出し

年末ず~っと忙しくて、延ばし延ばしにしていた、
自宅の車庫部分のガス工事を、やっと行いました。

そこで、たまにはガス屋らしいネタをää





皆さんは、宅地内に引きこまれている都市ガス管の遮断及び取りだし方法を
見た事がありますか?

一口にガス管と言っても、埋設管に一昔前に多く使われていた亜鉛メッキ製の鉄管は
現在は使用していません。
現在、宅地境~ガスメーターまでの引き込み部に使われている埋設ガス管は
ポリエチレン製のPE管が使われています。
このPE管は可とう性が強いため、地震・不等沈下などの地盤変化に強く、
酸・アルカリへの耐性が高いので、腐食しないと言う特徴があります。




実際の宅地境に引き込まれている、PE管の取り出しの工法です。
( ちなみに、我が家です ^^; )


 RIMG0116.jpg  宅地内に引き込まれたPE管。

この黄色いパイプがPE管。道路から宅地内に引きこまれています。
左に見えるワイヤーは、配管経路を調べる時に利用するロケーターワイヤー。




 RIMG0117.jpg ガス遮断。( スクイズオフ工法 )

専用の工具( スクイズオフ工具 )により、PE管を潰してガスを遮断する。
今回は手動のスクイズオフ工具を使用していますが、油圧タイプもあります。




 RIMG0119.jpg 継ぎ手の融着。

宅内配管と引き込み管とを、EF継ぎ手を使用して接続。
接続はEF継ぎ手の電極に、EFコントローラー から電気を流し、継ぎ手に内蔵されている
電熱コイルが発熱する事により、継ぎ手とパイプが溶けて融着接合されます。
融着時の温度や電圧は、EFコントローラーにより管理されています。




 RIMG0120.jpg ガスを流す。

気密試験確認後、スクイズオフ工具を外して、専用工具( コールドリング)により
潰した部分を戻して、ガスを流す。



 
 RIMG0121.jpg 保護シート。

宅内配管のロケーターワイヤーと接続して、パイプに保護シートを巻いて、
工事完了!



実際には、これ以外にも作業前・後のガスの漏洩確認作業や、安全確認作業など
多くの作業がありますが、簡単に接続作業だけを見せるとこのようになります。


最近の埋設ガス配管は、こんな感じです






工具ネタも、一つ・・・・

この工事で先日、購入したボッシュのセルフシャープニングブルポイントを
使ってみました。



   RIMG0124.jpg

さすがに、新品なのでハツリの速度は早いです。
手に来る震動も、少ないように感じます。ただ、このブルポの特徴なのか
新品でスムーズにハツレているからかは、分かりません。

一つ気になったのは、ブルポが角張っているので、コンクリート
刺さってしまうと、引っ掛かって抜きづらい事がありますね。

これから使っていって、謳い文句の通りに耐久性が良ければ、
文句ないですけどね(^^♪






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