子供への怒り方、褒め方

今日妻が、近所の公民館で開催している子育てのセミナーに参加してきたらしく、
かなり参考になったと、話してきました。

そこで講師の方が、ご自身の息子さんの体験談を話されたそうなのだが、
その息子さんが小学生の頃、神経過敏でチック症があってかなり悩まれたそうです。
不安があると目や首を回したり、手足を不自然に動かしたり。
また、段々親と話さなくなり、話しかけても空返事しか返さない・・・・・
そして、中学に入ると不登校になってしまった。

まるで、ウチの長男の現在の状況と同じ。( 不登校ではないですが・・・ )
妻は話を聞いているうちに、我が家の事を言われているようで、話が胸に刺さったと
しみじみ言っていました。



その話の中では、

子供には、細かい事をガミガミ言わない。

行動が遅くても、早くしろ! と急かさない。

だから、お前は駄目なんだ! と人格を否定する怒り方をしない。

他の子供と、比べない。

挨拶が出来なくても強要しない。普段から親がしていれば大人になれば出来る。

今、勉強が出来なくても焦らない。

家で学校の事を話さなくても無理に聞かない。無口を必要以上に不安がらない。

欲しがる物は与えて上げても良いでしょう。満足感を覚える事が大事。

出来た事は、とにかく褒める。

少しでも得意な事を見つけだして、子供に自身をつけさせる。

そして、母親は、なるべく笑顔で子供と接する。

・・・・・・など等、の話しだったそうです。



そう、聞いてみれば当たり前の事なんですよ。
でも、親としてそれを実行するはかなり大変な事も、身にしみて分かります。
どうしても、子供の行動の細かい事が目に付いて、直ぐに怒ってしまうし、
ダラダラしているように見えると、頭ごなしに「 早くしろ! 」と言ってしまいます。

特に、長男にはしっかりして貰いたいとの気持ちと、自分の子供の頃の嫌な部分が
非常に目に付いてしまうので、どうしても注意する事が多くなっていました。
( 長男は、自分の子供の時の性格そっくりなんですよ^^; )

妻は今日の講演の話を聞いて、胸に突き刺さるようだったと言っていましたが、
自分も、反省すべき事が多くあると改めて感じました。

息子のチック症の原因の一端は、私達親にもあるのです。




長男は褒めて伸びるタイプである事は、前から分かっていました。
ただ親である自分に精神的な余裕がなかったからか、上手く行動に移せませんでした。
いや・・・・・怒った方が楽だから、逃げていただけなのでしょう。





最近気付いた事があります。
幼稚園から下手ながら続けていたサッカーが、最近少しづつですが息子なりに
上手くなってきています。
どうやら、昨年から変わったクラブのコーチの教え方のおかげのようです。

先日、仕事が早く終わったので、サッカーの練習を見に行ってきたのですが、
今のコーチは非常に厳しい反面、少しでも良いプレーがあると大げさな位に褒めます。
そしてプレーへのアドバイスや注意は、その褒めた後に言っているのに気付きました。
今までは何故出来ないと注意されて落ち込むばかりの息子が、今のコーチの元では、
笑顔も見せながら、今まで以上に厳しい練習をこなせるようになってきています。

教え方一つで、子供は伸びる事を実感した出来事です。





親の都合だけではなく、子供の時間軸に合わせた考えを常に持ち合わせて
いる事が、大事なのだと妻からの話を聞いて改めて感じます。









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