良いガス配管とは？

ガス配管工事において、良い仕事とはいったいどのような仕事なのか？
それは、お客様が満足して頂ける仕事の事である。

では、お客様の満足はいったい何処にあるのか？

安全性・・・美観の良い配管・・・使い勝手の良さ・・・それとも価格？？？



自分は、安全性は当然第一であって、その次にいかに配管が目立たずに、かつ
綺麗に仕上がるかを意識して仕事をしてきたつもりです。

しかしこの不況下の中、今は工事費用が最大のファクターになりつつあります。




工事図面も価格優先のため、美観は二の次の配管経路が増えています。
そして、お客様・・・特に注文主が工務店などの業者の場合、
「　ガスなんて出れば良いから、安く上げろ！　」と言われる事が増えています。

「　こちらから取り出せば、より見栄えがよく仕上がります。」などと提案しても、
価格が少し（　本当に微々たるもの・・・）でも上がると、却下されます。

・・・・・・ガスなんて・・・・・・実現場では、この程度の物なのです。。。











より良い方法があるのに、出来ないもどかしさを最近特に感じます。
もちろん決められた価格の中で、最善の配管をするように心掛けていますが、
中には、お客様との話し合いの中で、自分の持ち出しになっても、
綺麗に仕上がる工法をす選択する事も、多々あります。
その様な場合、ユーザー様には喜ばれますが、当然その現場の収入は激減。
身銭を切る事は商売人としては、失格なのでしょう。
でも納得できない仕事ばかりでは、職人としては・・・・・・・・・ね！






ガス工事など、建設現場に置いてはほんの僅かな一部分でしかないのです。
配管の良し悪しなど、ほとんどの方が意識していない事でしょう。
気にしているのは、工事費用が安いかどうかだけ。。。
ガス工事屋としては寂しいですが、それが現実なのです。

利益を追求すれば、質が下がる。　
質を追い求めれば、利益が下がる。
この悪循環の流れの中、いかに自身の作業の質を保てるかを、この不況下で、
試されているようにも感じています。







良い配管　＝　安全で綺麗な配管・・・・・・であるべきだと思うのだが、
どうなのでしょうか？