現場で転倒事故

昨日の作業中、ネジ切加工のために引っぱっていたドラムコードに
通行していた年配の御婦人がつまづいて転倒する事故が起きてしまいました。

コードには、安全対策のためのゴム製のケーブルカバーを敷いて、
コードが浮いたり、動いたりしないようにしていたのですが、
御年配の方には、逆につまづき易い中途半端な盛り上がりになってしまったようです。



転倒した時に肩が痛いと言っておられたので、昨日は直ぐに病院で診察をして貰い、
また、その日の夕方と本日、謝罪に伺いました。

肩の方は、骨には異常がなく打撲と言う事でまずは一安心。
そして、先方の御夫人からは私に対して、
「 昨日は、車を直ぐに用意してくれてありがとうね。
  あなたの負担になってない。大丈夫。 」
と、逆に私の事を心配した言葉をかけて貰いました。
被害を受けた方から、優しい言葉を言われると、ホッとする反面、
本当にゴメンなさいと言う気持ちで、胸が一杯になります。


今回は骨折などの大きな怪我にはならず、一部物損と打撲の被害で、
また、今の所大きなトラブルにもなっておりません。
しかし、打ち所が悪かったら、大事故になっていた可能性もあります。
ただ転んだだけと、軽く考えてはいけないのです。






今まで過去の事故の例や、様々な場面を想定して、安全対策を考え
実行してきたつもりです。
今回の現場でも、その中で決められた対策は取っていました・・・・・・
しかし現実に、工事に関係ない第三者が転倒してしまいました。

年々重要視されている工事現場の安全対策。
対策事項が増えていく中、いつのまにか工事する我々側の目線で考えた都合の良い
対策が増えているのかもしれない。
三者から見た目線・・・・・それも、子供からお年寄りまで、多様な年代の人
の行動を考えた上での対策が必要です。今、実感しています。



周りからは、きちんと対策していたのだから、気落ちしないでと、
何人かの人から言われます。
でも、落ち度はあったはず。もっと自分自身が考慮していたら、今回のご婦人も
怪我をされずに済んだはず・・・・・・悔いは残ります。




今回の事故は今後、会社内でも問題点の洗い出しと新たな対策を、
話し合って行く事になります。
そして、自分はそこで決まった以上の、対策を考えて工事をするべきだと
思っています。





どんなに現場が急いでいても、事故が起きたら全てが止まってしまいます。
「 現場は安全第一! 」 使い古された言葉ですが、やはり一番重要な
言葉なのです。






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