肯定する勇気

2009年も、あと少しで終わります。
昨日で年内の仕事もなんとか片付き、やっとホッと休める事ができます。
でも、今日も自家用車の掃除や正月の飾る付けなどで、忙しくしてましたけどね(^^ゞ



今年一年を振り返ると、様々な変化のあった年でした。
大きな視点で見れば、政権交代が起こり政治の変化あった事。
そして自身の事を振り返ると、親会社の合併によって仕事の受注システムが
大きく変わった事が、なによりも大変な一年でした。



予想はしていましたが、合併と言うのはやはり中々上手く行かないものです。
どうしても旧会社間での考え方の違いで、目に見えない壁があります。
それは社員だけでなく職人の間でもあり、意思疎通の出来ない微妙な空気が
いつも流れています。

また非常に目に付くようになったのが、会社の変化に常に文句を言っている者。
それも会社に対し、筋を通して言うのではなく陰口のようにぶつぶつ言っている。
会社が大きくなってしまったので、面と向かっては言いづらいのは分かるが・・・・
しかもその矛先は会社だけでなく、会社の方針の変化に対応しようと努力してる
社員や職人個人に向けられる事が多い。

そう、変化・変革に対する拒否反応が起きているのだろう。



それはまるで、今の民主党に対するマスコミや評論家に対応と同じである。
確かに今の民主党のやり方( 特に予算案の決め方。)が正しいとは思わないが、
マスコミは、当初マニュフェストを押し通そうとしている民主党に対し、
それに拘るべきではないと言い、予算が足りずにマニュフェストの一部を
変更・先延ばしの現実路線にシフトすると、マニュフェスト詐欺だと大声を上げる。
それも、同じ記者や評論家が言ってるのが目に付く。
自身の確固たる考えのない評論家や記者が、国の変化に対応出来ずに、
ただただ、批判・非難の場所を探している。
そして、話題だけを欲しがる新聞やテレビは、それを垂れ流している。

しかしその反面、きちんと良し悪しを評論をする者も見受けられるようになった。
ただ、政府批判をするのではなく、一度その政府の方針を受け止めた上で、
批判ではなく分かり易く解説してから、その良し悪しを述べている。
批判する場合も、今の方針を進めた上での代替案を示唆してから批判をしている。
そう、肯定するためには己の確固たる考え方を持っていなければならない。

民主は駄目、でも自民も駄目と言っているのは、無能の証。。。





話がずれてしまいましたが(~_~;)、今年の親会社で起きている変化を見ていて
思った事は、なんでも直ぐに批判するのではなく、一度その変化を肯定し、
自らそれを受け入れて見る事が大事なのではないのかと思うのです。

当然、それを受け入れる事は、自分自身がその変化に合わせるために変わっていく
努力をしなければならず、言葉で言うよりも非常に大変な事です。
また自分自身で常に次にすべき事を考えていないと、現実はどのように変わって
行けば良いのか分からずに、立ち往生してしまう事もあります。

でも、批判ばかりしていても結局、過去を振り返るだけ。
「 あの頃は良かったな~ 」 ばかりでは何も得る物はないのです。
肯定しその変化に合わせる努力をする事で、初めて何が間違いで、何が良いのかが
理解する事ができ、その先の進むべき道が見えて来るのではないでしょうか。



自分自身は今一年、会社の方針に合わせて行く努力をしてきたつもりです。
一部の人から見たら、会社に媚びているようにも映っていたかもしれません。
でも、懐に飛び込んだ事で見えた事も沢山ありますし、会社の意向をこなして
いるから、こちらの意見にも耳を傾けて貰えるようになってきています。
その分やる事も格段と増えてしまい、1件辺りの時間が多く掛かっていますが(^^ゞ

今はまだ協力業者としてどのように進むべきかは、はっきりとは見えていません。
親会社自体もまだまだ不安定な状態ですし、今後の方針転換もあるかもしれません。
でも変化に合わせるためにしてきた努力の成果は、仕事量として少しずつですが
表れて来ています。









進み始めた流れは、昔には戻らない。

批判しながら流されて行くのなら、一度肯定して次ぎの一歩を探ろう。

嫌な事でも、肯定する勇気を持つ事で、新しい道が見えてくる。







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