ダンピング - ガス屋な親父

来週入る予定だった新規現場、他の工事会社に急に取られてしまった。

理由は、当社（親会社）の工事費よりも大幅なダンピング価格で建築会社に
横槍を入れて持って行って持っていってしまったらしい。

その値段の工事は、当社では完全な赤字になってしまうため
とても請ける事はできないので、その現場に関しては撤退となった。

しかし、東ガスの看板を掲げて工事をしているのにその値段はおかしい・・・
たぶんに、下請け工事業者が直に建築会社に働きかけているのであろう。
そこの親会社は、業者からマージンを吸い上げる事で黙認か？
明らかなルール違反！

一律であるはずの都市ガス工事費であるが、この建設費削減のこのご時勢、
建設会社から要望（　命令？）で、各社ができる限りのギリギリの価格で
仕事の確保のために競争しているのが現実です。
でも今回の件は、そのギリギリを大きく越えるダンピング。
こんな事をやられたら、商売としてなりたたない。

それにその値段では親会社が現場管理はとてもできないだろうから、
下請け丸投げで、質と安全の確保ができるのだろうか？

彼等も仕事が少ない中必死なのであろうが、このような事が横行すると
業界全体が地盤沈下し、衰退してしまう事を分からないのか。。。

今でも厳しい単価の中、自分は工事の質を保つ努力をしている自負がある。
そしてそれが仕事の受注に繋がると、思っている・・・・・思いたい・・・・・
でも発注先は、更なる価格の低下を求めてくる。

質よりも、価格。　　　　それも今の現実。

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