総理の決断は?

汚染水1万トン超、海に放出…やむを得ない措置 (読売新聞)
 東京電力は4日夜、福島第一原子力発電所で高い濃度の放射性物質を含む汚染水の貯蔵先を確保するため、低濃度の汚染水約1万1500トンの海への放出を始めた。

 5日間かけて流す。

 原子炉等規制法第64条にもとづく緊急措置で、経済産業省原子力安全・保安院は「危険を回避するためのやむを得ない措置」として了承した。

 東電は「健康には影響はない」としている。今回の事故で汚染水を意図的に海へ放出するのは初めて。






この決断について、どうこう言うつもりはありません。
今現状の福島第一原発の事態は、これだけ深刻で切迫しています。

ただ、この発表を東電が先に行った事には、疑問と憤りを感じます。
海洋国である我が国の生命線でもある海に、緊急処置とは言え放射能物質を
流すと言う重大な判断の発表は、まずは総理が国の責任と判断の上に
国民に話すべきではないのか!
その後に、技術的な説明として、東電や原子力保安委員が話せばよいはず。

いったい、政府は・・・・・・・・いや、管は何を判断しているのか。。。

どうして、これだけの震災なのに管総理は国のリーダーとして、
国民に話し、語り掛けないのだろう?
会見の席に出てきても、官僚のメモを読むばかり。
そして、無意味に現場の視察にいってしまう・・・・・・( 邪魔なだけ。)

ま~過去にも、カイワレを食べるパフォーマンスをしてみたり、
諫早湾に行って、理論無くただただ怒鳴りまくし立てたりと、
頭が空っぽなのは元々分かっていたが、この有事にここまで何も出来ず酷いとは。







今は一刻一秒を争う時。何事も早い決断が求められる。
緊急事態宣言も出さず、海外からの支援も法律と馬鹿な役人の手続きの遅さで
満足に受けられず、その法律の一時撤廃する判断もしない。
批判を怖がって総理としての決断が下せないなら、もうやめてしまえ!!



震災から、3週間経っても被災者救援も原発も先の展望が見えない。
苦労しているのは、被災者の方々と救助に携わっている多数の方々、
そして、命掛けて劣悪な環境の中作業している、原発の作業員・・・
政治家は、まるで傍観者。
政府のみならず、日本の政治自体が機能停止してると言わざる得ない。

それは与党だけでなく、野党も同じ。
どちらも見ているのは政局だけ。
大連立でも何でもいいから、検討ばかりしないで決断と行動を直ぐに起こせよ!
長年政権にいた自民党にも、多大な責任があるんだよ!







本来なら、この時期に政府批判をしたくは無かったのだが、
余りにも・・・・・ね。

外に出れば、選挙カーが候補者名を連呼している。
そんな場合じゃないだろうが!