外国人作業員

昨日から入っている現場に、黒人の足場屋さんが来ている。

狭い土地に5棟同時に建てている為、車と職人でごった返している現場でも、
いかにもアフリカンな彼は、嫌な顔一つもせずテキパキと作業をしている。
しかも、仕事も大変正確で綺麗である。


作業手順の打ち合わせも、明るい笑顔と一生懸命覚えたであろう丁寧な日本語で
非常に紳士的に話し合っていた。


慌ただしい現場であった為、彼と仕事以外の話をする事が出来ず残念であったが、
凄く感心して彼の作業を見ていた。





近年、外国人労働者による犯罪が問題になっているからか、彼らを色目を使って見る
人がいるが、現場で会う殆どの外国の方は日本人以上に努力している人が多い気がする。

確かに、外国人の数が多くなればそれに比例して犯罪を犯す者も多くなるのは
仕方がないとは思う。ただ、すべての外国人をその様に見るのは如何な物だろうか。





せめて、自分は人種や性別や年齢に関係なく、その人自身の人間性を見れるように
なりたいと思う。意外と難しい事なのだが・・・


黒人の彼の側で、「仕事がやりづらい!」と、現場監督に文句を言って作業を始め様としない
日本人の他の職人を見て、そんな事を考えた一日でした。