質を守る者

今日は、初めて行く造成現場での仕事でした。
この現場には、他の職人が何組か先に入っています。

自分の仕事が一息ついて、何気なく完成している隣の棟のガスメーターを見ると、
かなり雑な配管をしているのが目に付きました

東ガスの規定には外れていないのですが、固定の仕方が雑な為非常に汚く見えるます。





最近、東京ガスではガスメーター配管の仕様を変更し、
簡素化されたT型メーターユニット工法を採用しています。
作業が容易になったと言われているのですが、スライドで調整しながら、
固定する箇所が増えた為、固定金具が曲がっていないか1箇所づつ確認しながら固定しないと、
出来上がった時の見栄えが、従来の仕様よりも汚くなってしまいます。











この配管をしたのは、大先輩の職人さんなのですが・・・・
何故、曲がっているのにそのまま完了させてしまうのだろ?
気にならないのだろうか狼

建築検査でも、施主検査でも何も言われなかったようだが、ガス配管なんて
良く分からないし、別に気にしていないのでしょうか。

真向かいで立てている他社のガス会社の仕事を見ても、同じような配管をしているし֡

確かにこの低単価の中、検査に引っ掛からず、早く作業が終わればその方が良いのでしょうが、
自らの仕事を軽視しているようで、何だか釈然としない感じがします。


久しぶりに、同じ会社から請けている職人の仕事を見て、ちょっと残念でした。
そして、自分自身の仕事の仕方も、このままで良いのか考えてしまっています。







職人が質を守れなければ、誰が質を保つ事が出きるのでしょうか。
そして願わくば、その質を正等に評価してくれる業界であって欲しいです。