10万Hit & ガスの巻き返し

今、アクセスカウンターを見たらいつの間にか10万を越えていましたӤä
どうやら昨日のうちに越えていたようですが、最近あまりカウンターを気にしてなかったので
気付くのが遅れてしまいました。
でも大台に乗るのは、やはり嬉しいですねޥ
訪問してくださる皆様、ありがとうございますm(__)m





初心に帰る訳ではないですが、今日は現場で感じる最近の
「ガスvs電気」の事を少し書いてみます。


丁度このブログを始めた1年半前頃は、”Switch! オール電化
の波をもろに受けて、新築受注件数が激減していました。
(仕事があまりに暇だったので、ブログで遊び始めたのですけどね。)

大手ハウスメーカーも、オール電化を前面に押し出しの販売も非常に多かったです。
現実にガスと電化とを迷っているお客様の半数以上が、電化を選んでしまっていました。



ただ最近、またガスの需要が回復してきているように感じます。
実際に、自分自身の年間新築受注件数も少しずつではありますが、増加してきています。

これは、様々な要因があると思いますが、その1つにガス器具の進歩が上げられます。





まずは給湯器。
従来の給湯器と変わらぬ大きさで、95%の給湯熱効率を実現した
潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)の普及。
この機種は排気熱を2次利用する事により、大幅な省エネを実現しています。
同じ給湯能力なら、従来器使用時より号数の低いガスメーターで使用可能です。
(電気ブレーカーのアンペアの大きさの違いのようなものです。)
また、エコキュートなどと違い、大きな設置スペースを必要としません。
特に床暖房(TES)使用可能な機種は、暖房のランニングコストの低さもあって、
標準設置機器としているハウスメーカーも多いです。





そして、マイホーム発電のCMで目にする事が多くなったエコウィルの登場。
オール電化の核となるエコキュートに対抗(?)して出してきた
都市ガスで発電し、そのとき出る熱でお湯もつくり、暖房もできる
ガスコージェネレーションシステムです。
実は、エコキュートのシェアが急激に伸びてしまった為に前倒しして製品化した
と言う経緯もあるのですが、非常にエネルギー効率が高いので評判が良いのか、
積極的に販売設置を始めている、大手ハウスメーカーも数社出てきています。

また現在は、ガスエンジンを動かし発電するエコウィルが主流ですが、
将来的には(現在も製品化されていますが)燃料電池を利用し、
都市ガスから取り出した水素を酸素と化学反応させることで発電する
よりクリーンなライフエルが主力となっていく事でしょう。






あとは、IHヒーターからガスコンロへの戻りが出てき始めている事。
IHクッキングヒーターは熱効率の良い機器ではあるのですが、
やはり、ガスコンロとは違う考え方で調理をする必要があるようで、
馴染めない方が、ガスへ戻す工事を頼んでくるケースが出てきました。
オール電化住宅では、簡単にガス化出来ませんが・・・)
また、製品として発展途上のIHヒーターは、上位機種と下位機種との性能の差が大きく、
最近良く耳にするオールメタル対応のIHも1部の上位機種にしか搭載されていないのが
現状のようです。(オールメタルでも、鍋の形状は選びます。)

そしてガスコンロも、ガラストップの採用や、(個人的にはあまり好きではないが)
鍋がないと点火しない「鍋無し検知機能」などの、多くの安全機能の新採用で、
IHに負けない美観と安全性を備えてきています。
でも、トップのフラットな美観は敵いませんけど・・・・・(^_^;)





このようなガス機器の進歩により少しずつではありますが、失ったシェアが回復するように
ガス業界も、頑張っています!


これからは、個々のライフスタイルによって使用するエネルギーを選択する時代です。
ガスも電化も、良し悪しは表裏一体です。
人によっては「○」であっても、他の人は「×」感じる事もあります。
流行りに惑わされず、今一度ガスの利点も見ていてだけると嬉しいです。










東京ガスの、「ガスvs電気」の比較ページです。
なっ得!比較!ガスvs電気
ガスの良い点しか出ていませんが、参考までに覗いてみて下さい